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有給休暇の上手な使い方

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みなさんは、1年間に有給休暇を何日間、付与されていますか?きちん付与されていますか?有給休暇は1年間に5日以上消化しないといけない事をご存知ですか?

ここからは、有給休暇の仕組みや上手な使い方をお話したいと思います。

そもそも有給休暇って?

給料が支払われる休暇のことを有給休暇って言うのですが、1年間に付与されなければならない日数が法律で決まっています。半年間務めあげれば、10日間(パートさんは少し減ります)、会社は社員に絶対与えなくてはいけない休暇なんです。その後、無事もう1年務めあげれば11日間と、1年ごとに増えていき、6年半以上勤めるとMAX20日間が、毎年もらえる休暇です。

有給休暇には時効があります

有給休暇は2年で時効を迎えます。付与された日から2年が経過すると、使われなかった有給休暇は消滅してしまいます。だからと言って、1年間に20日与えられた有給休暇を、毎度きっちり2年間の間に使い切れる会社員は、そうそういないですよね。

退職が決まって、残った有給休暇MAX40日間を、退職日まで一気に休むという使い方が一般的かなと思います。

最近話題の有給休暇5日絶対消化

有給休暇が2年で時効を迎えることもあり、何十年と務めあげた方々は、1日も有給休暇を消化せず、皆勤賞という名の栄光の裏で、何百日もの有給休暇が時効を迎え消滅していたなんて人もいるかと思います。

与えられた休暇なのに使われず破棄されていく状況に国は立派な法律を作ってくれました。

それが、10日以上有給休暇を所持している者は1年間に5日間、絶対に消費しなければならないという決まりです。社員は巨腕を振ってお休みが取れるようになったわけです。たった5日ですが・・・

このお休みは、会社が休みを指定することができます。シフト勤務など調整しなければならない会社への配慮がされています。

有給休暇を利用して旅に出掛けてみませんか?



有給休暇って買い取ってくれるの?

有給休暇は1日、1時間で有給の休暇です。1時間単位で給与の計算に当てはめる事ができるものでもあります。ですが、基本的に有給休暇の買い取りは違反行為となります。有給休暇は、お給料の心配をせずに、休暇をとり仕事から解放され、心身を休ませる休暇であることから、有給休暇の買い取りは禁止となっています。

これが許されるのであれば、毎年時効を迎え消滅する有給休暇も毎年のように買い取れと社員達は言ってくるでしょうね。

しかし、いざ退職となると話は別で・・・

退職者が有給休暇を退職日までに消化できる人ならば、きっちり消化して休んでもらいましょう。それが社員にとっては、1番お得な方法です。

休む期間があったのにもかかわらず、有給休暇をお金に変えて欲しいという社員には・・・基本的に会社は払う必要は無いと考えます。払われたとしても、最低限の金額での支払いで・・・双方話し合いも必要かと思いますが、ゆっくり休暇を取るほうが、円満にお得に退職ができると思います。

業務多忙で、休まずどうしても出勤してほしい場合は、会社が買い取りをしなければならない場合があります。社員に、休暇を取る選択が無かったのですから・・・円満に退職をしてもらうためにも買い取りを薦めます。

いずれにしても、就業規則をよく読んで、自分の会社の規則がどんな風になっているのか、再確認し、有効的に休暇をとりましょう。